大掃除のわけ・その2


『ゴッホ・ゴッホ! ヒ~~・ゲッホンッ!!ゲホッ・・・・・・』




テーブルに肘をつき背中を丸めて吸入剤を吸い込む姿は

まるでヤク切れの中毒患者の姿のようだったと思う。



薬の効き目はすごい!

ほどなく呼吸がラクになり、


「たすかった~~~~ほぇぇ~~~」



母の声もしっかり頭に届いてきた。

「あぁ~、よかった・・・あぁ・・・良かっ・た・ ・ ・」


気が付けば背中にはバスローブの上からダウンコートが掛けられていた。

  (・・・風邪の心配をしている場合ではなかろうに・・・)






原因は入浴剤しかないだろうと

その日以来さら湯での入浴。   お風呂のドアの前には拡張剤。

無事に現在に至る。


それにしても

あの拡張剤がなかったらホントに命は危うかったと思う。

喘息患者ではないオサミが何故『気管支拡張剤』なるものを

持っていたのか・



去年秋から冬にかけて長引く咳を心配してくれた友が

「念の為に持っていた方がいいよ。」と言って手渡してくれていたのです。

まさに・・・命の恩人・・・





その後、病院に罹り

炎症を鎮め発作を軽減する吸入剤を2カ月続けたところで、

いまどき珍しく医師の方から

『落ち着いたようなので一旦診療を終わりますね。』

『ハイッ!!(^^)!』


すっかり完治した気分のオサミ。

だがその2ヶ月後の5月、

またしてもやらかしてしまうことになるのです。




2度目の現場は市内にあるホテルのスパ。

2~3か月に一度の割で訪れ、温泉とランチを楽しみにする所です。




滝のようにお湯が流れ落ちる広々とした浴槽。

手足を伸びるにいいだけ伸ばし

「やっぱ広いお風呂はいいねぇ~♪」 

なんてゴキゲンでたっぷりのお湯を堪能し、身体を洗い始めたその時、


「ケホンっ・・・・」

「・・・・うん・・・?」

「・・・ケッホンっ・・・・・・・ヤバっ!」


「ちょっと、トイレ行ってくる!」

慌ててお湯をかぶり、まだ肩の辺りにしかついていない石鹸泡を流し、

母に声をかけて脱衣所に急いだ。


ロッカーを開け、スパ貸出のローブを着て座り込むが

どんどん呼吸が苦しくなる。

・・
ダメだ!お湯から遠ざからねば!


長い廊下を足早に歩きクロークのソファに雪崩れ込む。

「窓を開けることが出来る場所はありますか!?」


落下防止のためなのか一切の窓は開かないという。


       


階上にあるラウンジなら厨房がある!

厨房なら窓を開けられようになってるかもしれない!!


フカフカの絨毯敷きの階段を上がり、


「どこか窓を開けられる所はありますか!?
    ・・・・どっこにも無いんですか!!??」



絶望・・・・って言葉が頭をよぎった。



          (・・・・今思ったけど客室の窓って開くよね?)






・どうしよう・・・・

発作自体は自宅風呂での時ほどひどくは無かったが

吸入薬を持って来てはいないことが不安を大きくした。



もう少し・・・もう少し・でダメなら救急車を・・・


ふと窓の方に目をやると以前には無かったガラス張りの喫煙ブースが。

立ち上がりガラスの重たいドアを開け中に入った。

自動的に換気のためのスイッチが入った。

ブゥ~~~~~ン!



沁みついたヤニの臭いはきつかったけれど

強力な換気音に・安堵・・・・



ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・


身体に入ってくる酸素量がほんのすこしづつだが増えていく。


美人のウエイトレスさんが冷たいお水を持って来てくれた。






           ・・・・あれ・・・ネムくなってきた・・・またしてもこんな時間・・・・

 気が付けば写真もなしで002.gif



    すみませ~ん、   つづく・・・(^_^;)
by hana_chabi | 2013-08-29 01:18 | モンとななみ

モン(猫17才)まるこ(犬2011・1に13才で天国へ)そしてななみ(推定12才)共に保健所経由のモンまるななみと私オサミのプチ日記・


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